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​村上 康文

Yasufumi Murakami

1955年岩手県生まれ。東京理科大学 名誉教授。

専門は免疫医学、抗体研究。
新型コロナウイルスの中和抗体の大量生産に世界で初めて成功した。
2021年7月現在、抗体医薬の開発に向け、進行中。

《略歴》

1979年  

東京大学 薬学部 薬学科生理化学教室 卒業

1984年

ニューヨーク、スローンケタリング記念癌研究センター研究員
東京大学 薬学系研究科 薬学専攻 博士課程 修了

1987年

理化学研究所つくばライフサイエンス研究センター研究員

1999年

東京理科大学 基礎工学部,生物工学科教授

2002年

バイオマトリクス研究所のCSOとして、インフルエンザウイルス検出キット用の抗体を開発。
(日本シェア80%、世界シェア60%)

2012年

株式会社オーダーメードメディカルリサーチを設立し、ガン抗体の研究に従事。

2020年

DDサプライ株式会社のCTOに就任。

新型コロナウイルスの抗体開発を行う。

2021年

​東京理科大学 名誉教授授与。

抗体研究について

抗体とは、ウイルスや菌といった異物が体内に侵入した際に、人間の身体の中で作られます。

作られた抗体は、同じウイルスや菌が再度体内に侵入した際に、そのウイルスや菌に結合し細胞への侵入を防ぐ働きをします。


この抗体を長年研究し、哺乳類等の動物に免疫することで抗SARS-Cov-2抗体である“murak抗体”の生成に成功しました。

この“murak抗体”には、大量生産が可能となったポリクローナル抗体とウイルスのスパイクやヒト細胞のACE2受容体に直接結合するモノクローナル抗体などがあります。


中でも、ACE2受容体に直接結合できる抗体は、特許技術である”LYMAXYS法”を用いており、一般的な抗体よりも数十倍の高い効果が期待できます。

Pick Up

1
2

著書

生命科学がひらく未来

出版社:

発売日:

東京書籍

2013/4/1

内容:

生命の神秘、遺伝子の働き、DNAの組み換え、細胞の仕組みとがんの正体、クローン動物、そしてiPS細胞まで、生命科学の基礎から応用までを図解する。

ゲノム解析は何をもたらすか

出版社:

発売日:

東京化学同人

2002/10/1

内容:

ヒトをはじめ、様々な動植物で着々と進行するゲノム解析研究のこれまでの流れと現状を踏まえ、ゲノム解析によって科学、産業、日々の生活に何がもたらされているのかを考え、ゲノム解析研究の全体像の把握を試みる。

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